2011年10月6日木曜日

カプセル世代

六本木経済新聞の記事より。
ヒルズに黒川紀章設計の中銀住宅カプセル-「メタボリズムの未来都市展」で


黒川紀章の破天荒さに気づいたのは、ちょっと前の都知事選の時だった。
彼はガラス張りの選挙カーに乗ってやって来て、演説をやっていた。
この人はすごいと思った。
未来が見えているんだなあと思った。
ドクター○松氏と同じククリにされている感じがあるけど、黒川氏は確かに未来が見えている気がした。


そんな氏がデザインした、カプセル住宅が六本木で展示されているようだ。
森美術館で9月17日から開催予定の「メタボリズムの未来都市展:戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン」


以下は記事からの引用。
 同展は1960年代、戦後の日本で活発に展開されていた世界で最も知られる日本初の建築運動「メタボリズム」がテーマ。カプセル建築は、メタボリズム運動のシンボル的存在として国際的に知られたが、「メタボリズム」とは生物学用語で「新陳代謝」を意味し、『生き物が環境に素早く適応しながら次々と姿を変え、増殖していくように、建築や都市も、有機的にデザインされるべきである』という理論に基づいている。


このコンセプトには賛同できる。
そろそろ都市環境も有機的なモノを取り入れないと、窒息して破綻してしまう段階に来ている。


黒川氏が提唱し作り上げたカプセル建築は、まさに現代のマンガ喫茶、カプセルホテルの中で生きている。
それがいいことなのか、悲しいことなのかはまだ僕には分らない。


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