ヒューマン・ネイチュア(Human Nature)は2001年の映画。アメリカ合衆国・フランス合作。 自分を猿だと思い込んでいる男と、宇宙一毛深い女、そしてネズミにテーブルマナーを教えようとする博士のブラックコメディ。 『マルコヴィッチの穴』で奇想天外な物語を作り上げたチャーリー・カウフマンとスパイク・ジョーンズのコンビが放つ二作目。今回スパイク・ジョーンズは製作にまわり、監督にはビョークやホワイト・ストライプスのPVなどを手がけるMTV界の新鋭ミシェル・ゴンドリーが抜擢された。 (Wikipediaより引用) |
ホルモン異常で全身に毛が生えてくる女。
自分の異常を気にし過ぎて、恋愛に積極的になれなかった。
自分は猿だとして父親に育てられた男。
森の中で、文明とはかけ離れて暮らしていた。
幼い頃からテーブルマナーにうるさい両親に育てられた男。
ネズミにテーブルマナーを教えこもうとする実験を繰り返す心理学者。
社会の表舞台にはなかなか出てこないであろう3人が、ふとしたきっかけで接触し、物語を展開させていく。
人間とは何か、文明とは何かについて考えさせられる作品。
ちょっとしたきっかけで、サルにもなるし、とんでもない裏切りを行う存在にもなるという人間の本質を突いた作品。
ドキュメンタリーチックなのは、監督がミシェル・ゴンドリーだからか。
ブラックコメディでもあり、社会派ドラマでもあるこの映画の異様さは、さすが、マルコビッチの製作陣が噛んでいるだけある。
文明生活に疲れたら、一度見てみてください。
80点。