2010年12月30日木曜日

たけしとひとし

先日、「たけしとひとし」という番組を観ました。


世の中で、ちょっと普通に生活している人には理解できないような夢を追いかけている人が登場。
エベレスト単独無酸素登山を目指している男性だったり、自宅の庭先に富士山を作ろうとしているおじいさんだったり。


北野武と松本人志の投票によって合格か不合格かが決まります。


この番組の良いところは、合格者に対して、活動資金を集めるためのサイトを開設するというところ。
活動を応援する人は、一口1000円で応援できます。


単にお金を与えるのではなく、応援サイトを作るという発想が素敵です。
普段インターネットを利用しない人と、テレビのつなぎ方の例として、素晴らしい方法なのではないかと思いました。


こういった流れが定着してくると、テレビとインターネットの垣根がどんどん壊れていきます。
今回は実験的な側面が強かったようですが、世間の評価に屈さずに頑張って欲しいと思います。

2010年12月28日火曜日

NHKとYOUTUBE

LIFEHACKERの記事より。

NHKのバラエティ豊かな番組がYouTubeでフルに視聴できる「NHK番組コレクション」


NHKの昔の番組がYOUTUBEで見られるようになったようです。
楽しみなのは、まず「みんなのうた」。
やはり子どもながらに「みんなのうた」は、楽しくもあり、ちょっと怖い時もあり、楽しみでした。
「北風小僧の寒太郎」「コンピュータおばあちゃん」「メトロポリタンミュージアム」「一円玉の旅がらす」、振り返ってみたいものがたくさんあります。


次に、「その時歴史が動いた」。
受験で大変だった高校時代。
この番組と、「ビバリーヒルズ青春白書」だけは欠かさずに見るようにしていました。
また一から振り返ってみたい。
松平さんの声が素敵。


そして、朝の連続テレビ小説。
幼い頃の名作。「凛々と」あたりがアップされる日を楽しみにしています。


意外とネットに寛容なNHK。
良質な番組がたくさんあるので、NHK再評価の流れがこれから加速していくに違いありません。

2010年12月25日土曜日

パッチ

映画『パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー』(Patch Adams)を観ました。
1998年のアメリカ映画。実在した医師の伝記的な作品です。


自ら病を患い、精神病院に入院していたアダムス。
周りの状況に最初は戸惑う。
しかし、それぞれの患者を見ていると、それぞれの世界がある。
自ら積極的に関わっていく。
そして最後は、病気を治すのは医者ではなく、患者同士の結びつきによるものであることを悟り、自ら医者を目指します。


医学部ではトップの成績を取りながら、3年生まで禁じられている患者との接触をしたり、奇抜な行動を試みて、教授会から嫌われる存在に。
その他様々な試練と困難をくぐり抜けて…。
彼の目指した活動は、現在も彼によって全世界で行われています。


現時点で医者を志している人、そして、今医者をやっている人に是非見てほしい作品。
プロとして医者になるためには、感情を殺して患者に当たらねばならないという医学界の常識を打ち破るパッチ・アダムスの存在。
それは今後の医療活動全般にとっても参考になるだろうし、現在プロとして様々な活動を行っている人に、再び最初の理想を考えさせてくれる作品です。

2010年12月23日木曜日

世界でいちばん不運で幸せな私

映画、「世界でいちばん不運で幸せな私」を観ました。
2003年に公開された(日本では2004年)フランス映画。


ストーリー
母親が重い病にかかっているジュリアンと、ポーランド移民でいじめられっ子のソフィーは二人だけのゲームを始める。相手に条件を出し、出された条件には絶対にのらなくてはいけないゲーム。校長の前でお漏らしをしたり、ソフィーの姉の結婚式を台無しにしたり、ジュリアンが母親から貰った大切な缶を賭けて二人のゲームは大人になるまで続く。大人になり、二人の友情は愛情に変わるが、ゲームのせいでお互いの本当の気持ちだけは伝えられないままでいた。(WIKIPEDIAより引用)


幼なじみの男の子と女の子がお互いを想う気持ちに素直になれないまま、大人になり…。


何だかほっとできて、心温まる作品でした。
自分の気持ちに正直になれずに、心の奥底にとどめてしまう。
誰しもが経験することでしょう。
その気持ちに対して、長い年月はかかったけど、正直になった男女のお話。


オーディションで選ばれたという、二人の子どもの演技力に圧倒されてしまいました。
日本のように、ロボットみたいに言わされている気持ち悪い感じがない。
自分の素のままで、自分の意志で表現しようとしている。
これも教育の違いなのか。


売れていなくても、俺は役者をやっていると堂々と言うフランス。
それが社会の中で受け入れられているフランス。
文化を大切にしている様が作品から伝わってきました。


この作品は面白い、面白くないといったことではなく、心理学的側面から見て非常に心に安らぎを与えてくれる作品なのでオススメです。


フランス映画は映像美にこっている作品が多いので、次の日からの街の景色が違って見えます。
気分を変えるのにもオススメ。


子ども時代から、大人になるまでの時間感覚も現代的で、ぱっと切り替わって変に長くないので、すうっと観れます。


この映画を作った監督はすごいに違いない。
誰しもにある普遍的な内容をあつかえるようになりたい。

2010年12月21日火曜日

栃木の姉弟

友達と飲んだ。
大学時代に世話になった女性の、弟さん。
カメラマンをやっている。
いつの間にか、二人の息子の親父になっていた。


お姉ちゃんのほうはチェコでガラス細工をやっている。
自由奔放な子だった。
絵がとてもうまかった。
ピアノもうまかった。


数年前の大晦日。
お姉ちゃんから誘われ、栃木のその姉弟のご実家で年を越すことになった。
昔ブログに書いたっけな。


お父さんは酒屋の6代目。
ものすごい職人気質で、怖かった。
「おい、早稲田。飲め、飲め」
よく分らない初対面の俺を家に招き入れ、無言で酒を注いでくれるお父さん。


本当は酒屋を継ぐのが嫌だったらしい。
東京に出て、大きな酒屋で修行をしたこともあったらしいが、このままでいいのかと疑問を持ったこともあったという。
だから、娘と息子には、自分の好きなことをやれと言い聞かせていた。
姉はチェコに自分の夢をもとめて飛び立った。
弟は家族を築きながら、映像への夢を追いかけている。
すばらしい姉弟に育っている。


弟は僕を心のそこから心配してくれた。
「何かあったらいつでも連絡してくれよ」
この言葉をかけてくれる東京人はなかなかいない。


また今年の大晦日も、栃木に招待してくれるとのこと。
僕は暖かな家庭を求めているのかもしれない。
自分で作るのが一番なのだけれど、そんな余裕がない。
今年の年末も、栃木で迎えようかと思っている。

2010年12月18日土曜日

aftersex

映画「aftersex」を観ました。
2007年、日本劇場未公開のアメリカ映画。
色々なカップルの終了後のベッド上の会話や立ちふるまいが収められているオムニバス作品。
別にモザイクかかるような、アダルトコンテンツではありません。


その中の一つのお話。
大学生のカップルが親に内緒で彼女の部屋で…。
お互いはじめての体験。ぎこちなく分かち合った二人。
すると突然、そこへ帰ってきた母親が部屋に入ってきます。
とっさにベッドの下に隠れる男。
何だかあやしいと感じた母親は、娘へ注意や意見を述べます。
「お母さんには何でも話していいんだからね」
「わかったわよ」
「お母さんもそういう時があったんだから」
「わかったよ」


そして最後に部屋を出ていく母親が、
「あんた早く帰ってちょうだい」
バレてました(笑)


男と男、女と女の内容もあり。
とかくこういった内容を隠そうとする日本社会。
中学生なんかは「AFTERSEX」を見て、人間が愛し合うことの複雑さと素晴らしさを体験してみてもいいかもしれない。
そうすれば、過ちが減ります。


途中で文章を書きながら流し見してしまうくらい面白くはなかったけど、異性に対して奥手な人は、HOW TOビデオとして見ておくのは損はないでしょう。

あの頃のピュアな気持ちに少しだけ戻れます。

2010年12月16日木曜日

夕張の再建

テレ朝NEWSの記事より。

都職員が退職し夕張市長選出馬へ 都知事も歓迎


夕張市の再建のために、都職員を辞めて、市長選に臨む人がいるようです。
何と言うか、素晴らしい意気込みであると思います。


この人にとって、メリットはない。
ただ、仕事で関わった夕張を再建したいという思いだけが彼を突き動かしているのでしょう。


財政面で夕張の様な状況になった自治体は珍しいケースであると思うので、今後の再建に期待するとともに、そのやり方に注目です。

2010年12月14日火曜日

未知のピカソ

時事通信の記事より。
未知のピカソ作品271点=総額66億円、本人が譲渡? ―仏紙


権利関係で争っているみたいですが、そんなことはどうでもよろしい。
ピカソの未知の作品が見つかったということが素晴らしい。


ピカソの絵は正直、今の僕にはまだ理解不能です。
世界の絵画の流れと、表現様式の変遷などの知識がないと十分に楽しめないのかもしれません。


新たな作品が271点も見つかったとなれば、日本に来る可能性も高まるでしょう。
大げさな作品でなくていいから、ノートに軽く描いたデッサンみたいなものが見てみたいな。
ピカソもこんな時期があったのかと、安心してみたい。


最近生の絵を見ていない。
やはり生の作品から漂ってくるオーラのようなものを感じないと、自分の感情は動きません。
一人美術館やってみようかな。

2010年12月11日土曜日

岡村さん

ナイナイの岡村さんが長期休養から復帰した。
その知らせを聞いたとき、本当に嬉しかった。


彼がいないめちゃイケは見る気がしなかった。
まるでクリスマスツリーのないクリスマスのようだ。
まあ、彼がいても見ないのだが。


僕はナイナイの真骨頂は、ニッポン放送で放送されているラジオ、「オールナイトニッポン」であると思う。
ラジオの中での岡村氏のしゃべりは突き抜けている。
それに突っ込む矢部氏との、テンポの良い独特な世界観。
高校の先輩、後輩という関係性も絶妙な距離感を見せている。


高校の時にハマったナイナイのラジオ。
また聴き直してみようと思う。

2010年12月9日木曜日

冬支度

こないだベランダに出て、洗濯物を干そうとしていたら、ふと、
「トゥース」
という独り言が出てきた。


気持ちが良かったので、もう一回言ってみた。
今度は少し控えめに。


おすすめです。

2010年12月7日火曜日

事故

だいぶまえの日曜日。
友達と飲む予定だった。
店に顔を出してみたらまだ開いていなかったので、開店までの時間つぶしに友達と神社に行った。


時間をつぶして店に向かっていたとき。夕方の6時半。あたりが薄暗くなってきた頃。
路上に、自転車ごと倒れているおじさんがいた。
周りにはちらほらと人がいる。暗くて状況がよくわからない。
これはただならぬ事態かもしれないと直感で思った。


とっさに体が動いた。
「救急車は呼びましたか?」
周りの人に確認を急ぐ。


「ひいた人は?」
一人の男性が手を上げた。
逃げていなくてよかった。
すこしばかり動揺していた。


ひかれて倒れていた男性は意識があったが、こちらの問いかけには返答しない。
目立った外傷はないが、救急車到着までに何かしたい。
頭を打っていないか確認したかったが、とにかく返事ができないみたいだ。


自転車は後輪が大きく曲がっていた。
しばらくして警官が2名到着したので、現場を任せて僕は退散した。



一つだけどうしても気になることがあった。
それは、ひかれた男性が酔っていたこと。



飲酒運転の自転車がひかれた場合でも、車が悪いということになるのだろうか。
ひかれた男性も災難だ。
ひいた男性も、好んでひいたわけではないだろう。
お互いに落ち度があるような気がした。
そういった場合の事実への判断は、難しいのだろうなあと思った。

2010年12月4日土曜日

しんぼる

松本人志監督作品「しんぼる」を観ました。


一作目の「大日本人」を見て思ったのは、映画をバカにしているということでした。
だから、2作目が出たときも、いらだって見ないようにしていた。
しかし、やっぱり見てしまった。
パンドラの箱を開けるような感覚です。
怖いもの見たさの人間の欲求です。


今回の「しんぼる」を見終わったときは、それほど腹が立ちませんでした。
映画というフォーマットに松本氏が慣れてきているということもあるでしょう。
長かったが、前回よりは見やすかった。


彼は天才すぎて、今まで自分の思い通りにやって来たのでしょう。
何かを教えてやる人間もいなかったのかもしれない。


彼は現在、3作目の制作に取り掛かっています。
さらに冒険するとも言っている。


その意欲はいいのですが、映画というフォーマットを選ぶなら、そのやり方を愛する必要もある。
彼には、まだ映画に対する敬意がない。


テレビでできなくなったことが多いことも理解できる。
しかし、それをそのまま映画でやろうとすることだけはやめてほしい。
人は映画を見ようとしているのです。つけっぱなしのメディアと、2時間をそれに費やすメディアの違いを把握してほしい。
人の2時間に対する敬意があるかどうか。


彼も色々迷っているのだと思います。
北野武に次ぐ、芸人からの映画監督として、世界にその表現を見せて行って欲しいのです。

2010年12月2日木曜日

重力ピエロ

伊坂幸太郎氏の「重力ピエロ」を読みました。


九州の弟にすすめられて。
それにともなって、九州の親父も読んだとのことだったので、話の種に読んでみました。


テーマは重たいのに、読後感は軽やかなものでした。
なんだか、新しい感覚です。


伊坂幸太郎氏はよく知らないですが、新しい作家です。
今までの、新しさを狙って、文体を壊したり、意味不明な表現をするような作家とは違いました。
僕はそこが非常に嬉しかった。


遺伝子という現代になってわかってきた新たな側面をモチーフにしながら、血縁や法律などの既成の概念に挑戦しようとしている。
その気概のようなものが伝わってきてうれしかった。


長いし、まだ無駄な部分がたくさんありますが、これからの彼には期待していいと思います。


教えてくれた弟、父さんありがとう。

2010年11月30日火曜日

村上龍

僕は表現者として、村上龍がちょっと好きだ。


彼の作品はそんなに読んでいない。
だが、彼のエッセイ、「すべての男は消耗品である」の中で語られる苛立ちみたいなものに共感を覚える。


彼はキューバという国を愛しているみたいだ。
行ったことないからわからないが、とてつもなくエネルギーに満ち溢れているらしい。
そこから帰ってくると、日本のじめっとした陰湿さに嫌気がさしてくるのだろう。


そんな彼の影響を受けて、キューバ音楽を聴いてみようと思う。
彼がいなかったら、おそらく聴いていないであろう未知のジャンル。


今度会った時、突然踊りだしたらごめんなさい。

2010年11月27日土曜日

WINDOWS メディアプレイヤー

僕はパソコンでずっと、ITUNESで音楽を聴いていた。
イコライザやサラウンドをいじって、何とか聴けるように設定して。
ペラペラやん。



ITUNESで英語のニュースのポッドキャストを流しながら、同時に音楽を流したいなあと思って、メディアプレイヤーを久々に使ってみた。
音質の向上を目指して色々調べていたら、標準装備の「SRS WOWエフェクト」なるものを発見した。



「表示→拡張設定→SRS WOWエフェクト」でいけます。



ベースとサラウンドをいじって、イコライザを自分好みにしてやると、まるでスタジオで一緒にセッションしているみたいになる。
むっちゃ気持ちいい。
なんで今まで使わなかったんだろう。



WINDOWSお持ちの方は一度試してみてください。
幸運は意外と近くにあるのかもね。

2010年11月25日木曜日

ラフティング

京都での新しい修学旅行の試み!自然体験ラフティング


水泳、スキー、スノーボード。
とにかく水に関する、寒い中でのスポーツがあまり好きではないのだが、ラフティングは興味がある。
死ぬまでに是非やってみたい。



ちなみに、修学旅行で行ったオーストラリアでの話。
広大な自然あふれる大地の中で、かなりの時間「UNO」をしてしまったことを今になって後悔している。
今もそんなに変わってない。いかんいかん。

2010年11月23日火曜日

幸せのちから

映画「幸せのちから((The Pursuit of Happyness)を観ました。


だまされた商品をつかまされて、どん底に堕ちていく営業マン。
奥さんも出て行った。
そこから証券業界でのし上がっていく、まさにアメリカンドリームどまんなかの物語。どうやら実話らしい。



アメリカにはこれがある。
日本もこれから、いちかばちかでのし上がっていくしか脱却の方法がなくなるかもしれないので、前もって観ておくのもいいかもしれません。



所々の描写に引く人がいたらしいが、俺は全然引かなかった。


まさに今どん底の状態だからかもしれない(笑)

2010年11月20日土曜日

椎名林檎

僕は椎名林檎を全く理解出来ていない。
でも、ふと書きたくなった。
あの創作にかけるエネルギーの源は一体どこから出てくるのだろうか。



日本の中で、そのソングライティングの能力の高さはずば抜けている。
人々を惹きつけるカリスマ性にもすごいものがある。
歌い手というよりも、世界を構築する表現者として、あっけにとられるばかりである。



彼女の10年をざっと振り返ってみて、彼女がなんなのかが少しわかったような気がした。
彼女の苦しみに、少しだけ手が届いたような気がした。
その瞬間、彼女はまた新たな方向へと飛び立って行った。



いつまで経っても、その表現世界に追いつけない。
これから彼女はどこへ向かっていくのだろう。
時代と完全にリンクした彼女が、次に見せてくれるものは、一体何なのか。
全く以て予想がつかない。




2010年11月18日木曜日

主人公は僕だった

映画「主人公は僕だった(stranger than fiction)」を観ました。


国税庁に勤める主人公ハロルド。
毎日きちっとしたスケジュールで、決まり切った型にのっとって真面目に仕事を続けていた。計算がものすごく早い。


そんなとき、突如、ハロルドの行動を物語風に語る女性のナレーションが聞こえてくる。
「ハロルドは毎朝、57回歯を磨く。ネクタイは毎日シングルノットで結ぶ。そのほうが2.5秒早いからだ。」


ハロルドは疲れているのかと思い、長期休暇を取る。
その女性のナレーションは実は、とんでもない正体だった。




個性豊かなキャラクターが素晴らしい。出てくる人の演技力にホレボレします。
あえて言うなら、最後のオチに納得がいかない。もっと考えてほしかった。


でもすてきな映画です。
人生って不思議だなあと思わせるいい作品。
人生を喜劇にするか、悲劇にするか。それは、ちょっとしたものなのかもしれない。

2010年11月13日土曜日

マボロシの鳥

太田光が初の小説「マボロシの鳥」刊行


彼の才能はとてつもないと思う。
しかし、世間ではイマイチ評価されていないような気がする。
人類が左脳ばかりを働かせて、右脳を使っていないことの照明でもあるような気がする。
彼の表現は、脳みそをフル回転させないと理解できないことが多いのも、事実である。


今までにエッセーなどの著作はあったが、創作物として、一つの作品を出すのはこれが初めてなのだろう。
とにかく、今も模索しているということだ。
彼の今後の創作活動に期待する。

2010年11月11日木曜日

長谷川穂積

インサイド:再び「絶対王者」へ 長谷川穂積の復活ロード/5止



僕は格闘技の中で、一番ボクシングが好きです。
好きな選手は、辰吉丈一郎と、星野敬太郎。


生で試合を見たこともないような、にわかファンかもしれません。
でも長谷川穂積選手のボクシングは、もうすごすぎる。
スパーリングなんか見ても、あまりの速さに何が起こっているのかよくわかりません。



11月26日に世界戦があります。
2階級上げて臨むみたいです。
楽しみでしょうがない。

2010年11月9日火曜日

千葉房総ドライブ

知り合いの女の子のお誘いで、千葉房総半島をめぐるドライブに行ってきました。


最初は、ハーブ園に到着。名前忘れた。
女の子がいると、普段全く行かない目的地が出てくるので面白いです。







その後、自然あふれるコテージみたいなところで、ティータイム。




久々に外に出て休日を満喫しました。
みなさんありがとう。


最後に寄った、海鮮食事処。


2010年11月6日土曜日

蜷川実花

この人の写真を見たとき、時が止まった気がした。



蜷川実花オフィシャルHP



演出家、蜷川幸雄氏の娘さん。
この人の目には、世界は一体どういう風に映っているのだろう。


芸術家とは、自然をそっくりそのまま切り取れる人だとしたら、まさに彼女の作品は、自然を鮮やかに切り取っている。


生きていて良かったなあと、感じさせてくれるのである。

2010年11月4日木曜日

農ing娘。

農業業界の若い人の取り組みには色々あったが、このネット上の共同体には何だか破壊力を感じる。

「農ing娘。」が赤丸急上昇 秋田の女性、ネットで結成


具体的に何をしているのかはわからないが、ネット上で結びついた農ing娘。達が様々なアイデアを出し合って、農業界に革命を起こしてくれることを願ってやまない。

2010年10月30日土曜日

地下鉄アート

地下鉄構内における、アートの役割というものは非常に大きいような気がする。
外を走っている電車はやはり風景に負ける。
しかし、地下鉄という独特の空間では、乗客に対しての表現が目に留まる可能性が高い。


広告費の問題もあるのかもしれないが、もっと実験的な表現が、地下鉄にはあってもいい。


昔、アメリカの広告で、地下鉄のホームにソファーが置いていあるのを見た。
「どうぞ座って確かめて下さい」


家具メーカーの広告だった。


東京メトロ、「地下鉄におけるパブリックアートの変遷展」@地下鉄博物館

2010年10月28日木曜日

このノリだ

同じ時刻に、大勢の人が、同じMP3を聞いて指示に従うという社会実験。
とにかく映像を見てください。



なんだかわからないが、途中で涙が出てきた。
こういう突発的なイベントを許容する、多民族国家アメリカの自由さは素敵だ。

2010年10月26日火曜日

岡田武史

この間、テレビで岡田武史前日本代表監督の、ワールドカップを振り返る番組を見た。


初めてワールドカップ出場を決めたときも彼が監督だった。
日本代表の節目の時に、なぜか彼が監督をつとめている。


大会前には、脅迫状が家に届いたり、変な奴がうろついていたりしたらしい。
それでも彼は「ベスト4」の目標を曲げることなく、チームを最高の有機体にまとめあげ、自国開催以外での決勝トーナメント出場という快挙を成し遂げた。


彼の言葉で印象的だったのは、
「日本は弱いのだという現状認識をしたことによって、覚悟が決まった」
というもの。
フィジカルで勝てない、個人の局面で勝てないならどうするか。
その言葉でチーム一人ひとりの役割と、意識がはっきりしたのだと思う。


一見ぼーっとしたおじさんのように見えるが、彼の芯の強さにはすさまじいものがある。


大会後の休養期間を経て、また戦いたくなってきたのだそう。
日本の新たな指導者として、彼から学ぶべきところは沢山ある。
彼の今後の動向に注目である。

2010年10月25日月曜日

ネットがあれば履歴書はいらない

佐々木俊尚氏の「ネットがあれば履歴書はいらない」を読みました。


確かにこれからの時代、ネット上における自分の活動報告とセルフブランディングによって、仕事が舞い込んでくるという時代になるでしょう。
この本には、朝日新聞を辞めてフリーのジャーナリストとして活動している佐々木氏のやり方が書いてあります。


しかしながら、全くのフリーの人間が仕事にありつけるかというと、そう甘いものではないでしょう。
今までやってきたことがしっかりとありながら、それを世の中に提示して、社会に受け入れられるくらいの力がないと、フリーでやっていくのは厳しいのだなあと改めて思ったのです。


だから、僕みたいに、ブログを書いていれば、即出版社から本を出しませんかという話があるということではないということ。


基礎があってこその、自分の立ち位置があってこその、履歴書はいらない、です。


これからの若い人は、ネットによってもっと才能を発掘される可能性が高くなってくる。


うらやましいなあと思います。

2010年10月23日土曜日

音楽業界の変革

ネットを見ていたら面白い記事があった。

レコード会社中心の新人発掘・育成に一石を投じる音楽見本市が開催


インディーズのバンドにも素晴らしいのはたくさんいる。
レコード会社中心の、お金をかけて、売っていこうとする流れに対抗したものだ。


リスナーの側も、見え透いた宣伝や、嘘くさいイメージ戦略には飽き飽きしている。
ただ、知りたいのは本当にいい音楽は何なのかということだけだ。


まさに僕もレコード会社中心の音楽業界は、一回ぶっこわれて欲しいと思っているが、ようやくその波が始まったような気がする。


その時に僕は音楽をやっているかどうかわからない。
ちょっとタイミングが合わなかったことがさみしい。

2010年10月21日木曜日

新書がベスト

小飼弾氏の「新書がベスト」を読みました。



自宅に3万冊の蔵書をほこるバカでかい本棚を所有している彼。
今まで読んできた本も幅広いジャンルに渡っています。



自分の好きなものばかり読んでいると、知識が偏ってしまう。
とにかく本屋に行って、新書の棚からごっそりカウンターに持っていって買えということ。



「情報に対する脳の断面積をいかに広げるか」という彼の意見は、本当にそうだとおもいます。



「ラトビアの歴史」、「風呂釜制作の現在」、「クオーク」、「女性の品格」を自分とは関係無いからと思ってしまってはもったいない。

いかに自分のこととして、アイデアに関連づけていけるかが、頭の使いどころであるということでしょう。



本を読まなければという、力んだプレッシャーが、この本を読むことでなくなりました。
もっと気楽に、たくさんのことに当たって行こう。


新書とは関係ないけど、英語のペーパーバックも、軽い感じで読んでいこうと思ったのでした。

2010年10月19日火曜日

弾言

小飼弾の「弾言 成功する人生とバランスシートの使い方」を読みました。


バランスシートの考え方が本当に大切なのだ。
生活の面にもいても、バランスシートの考え方は応用できるということ。
何が資産で、何が負債なのかをしっかりと把握してみることの重要性。


この人は昔、家が全焼してゼロから始めた人なので、言っていることがデカい。
そして、なぜだか包み込むような優しさを文章から感じる。


お金ではなくて、カネという考え方。


「カネは他人とのコミュニケーションをシンプルにするためのツール。」
「カネで買えるものが増えれば増えるほど、社会は平等に近づいていく。昔は買えないものが多かった。いくらカネを積んでも、貴族の世界に平民は入れなかった。」
 
 
そして、これからの時代は、システムを考え出す人、システムを劇的に変更する人がのし上がっていくのだということ。
 
 
お金ではなくて、カネの使い方を勉強したい人はぜひ。

2010年10月16日土曜日

自動運転

グーグルが自動運転の車を開発中とのこと。


Google、“自動運転カー”プロジェクトを発表――既に公道で試運転中


すでに公道を走るテストも終えている模様。
実用には8年以上かかるらしいが、これが完成したら、人々の時間はもっと快適になるだろう。
太陽光発電の自動運転のタクシーが出てきたら、コスト下がるだろうし、移動手段の自由も広がるだろう。


ストリートビューで蓄積したデータと、車に取り付けたカメラによって、自動運転が可能になるそう。


すごい時代になったもんだ。

2010年10月14日木曜日

歩く前

赤ちゃんの力ってすごい。


迷子の1歳児、ハイハイで2kmさまよう=ウクライナ


見たい、聞きたい、触りたいという気持ちが、赤ちゃんを2kmに及ぶハイハイに駆り立てた。


学ぶべき姿勢だなと思った。

2010年10月12日火曜日

宮本浩次

 エレファントカシマシのボーカル。
ふと彼の歌声が聴きたくなった。



彼はとにかく物事に対して、真正面からぶつかっていく。
それを今でも続けている男。


夢のかけら-エレファントカシマシ



日本人で、本物のロックスターはそんなにいない。



2010年10月11日月曜日

携帯からの閲覧について

このブログを携帯から見れないというお問い合わせがあったので、以下に携帯閲覧用URLを張り付けておきますので参考にしてください。

http://www.google.com/gwt/x?u=http%3A%2F%2Fkajitakeki.blogspot.com%2F&btnGo=%E9%80%81%E4%BF%A1&source=wax&ie=UTF-8&oe=UTF-8

2010年10月9日土曜日

音で音を打ち消す

GIZMODEの記事より。
もうヒソヒソ声でしゃべらなくてもいい!! 周囲の人に声を聞こえないようにするポスター



看板の裏にスピーカーを仕込んで、人の話し声を軽減しようという発想。
なかなかいい目の付け所ではないかと思います。


記事にも書かれているように、病院や銀行などでは役に立ちそう。
受付の人が、ヒソヒソ話していると、お客さんが不安になってしまうことがある。


環境の構築のためにも、聞き取れないような薄い音楽を流すことには効果があります。


会話の抑制と、環境を穏やかにすること。
一石二鳥のいいサービスです。

2010年10月7日木曜日

真心ブラザーズ

真心ブラザーズの中で、ふと時間が止まったような感覚になる歌がある。
「この愛は始まってもいない」



素敵な歌詞だ。
まだ何も始まっていないのかもしれない


この愛は始まってもいない-真心ブラザーズ

2010年10月5日火曜日

ブルーベリーパイ

映画「マイ・ブルーベリー・ナイツ」を観ました。


出演は、ジュード・ロウ、ノラ・ジョーンズなど。


別れた彼を中々忘れられない女が、ふと立ち寄った喫茶店。
そこのマスターがジュード・ロウ。
ブルーベリーパイを出してくれる。


そして彼女は、彼との思い出を断ち切るために旅に出る。


喫茶店で食べる甘いもの。いいよね。

2010年10月2日土曜日

入社試験

「グーグルの入社試験」という本を読みました。
原則非公開であるグーグルの入社試験を、色々なとこからかき集めてきて、IT技術者、数学系塾講師、グーグル系プログラマー、物理学者、東大生が解くという内容。
問題は、数学、物理学、パソコン、グーグルに関する事柄など多岐にわたる。


僕はそもそも数学が全然分からないので、悔しくて解こうという気持ちにもならなかった。
世の中にはこんな問題に挑んでいる人もいるのだと思うと、何だかあまりに自分の生活とかけ離れていて、スカッとした。


その中で面白いなあと思った問題。


男の子を欲しがっている国がある。
家庭では、女の子が生まれたら、次を産む。
男の子が生まれたらそこで終わり。
そうやっていった場合、その国の男女比はいくつになるかという問題。


女の子が極端に増えそうであるが、答えは1:1だそうである。


感覚にとらわれることなく、はっきりと答えを出す数学の力はすごい。


この本には、他にもおもしろい問題がたくさん出ていた。


日本でも、グーグルのような発想を問う入社試験が増えてくればいいなあと思った。
作るほうも大変だが…。

バカジカラ2

この度、ブログを新しくしました。
雑記帳、近況報告としてこれからも続けていきたいと思います。
皆様の人生の、ふとしたきっかけになれれば幸いです。
よろしくお願いします。