でも、ふと書きたくなった。
あの創作にかけるエネルギーの源は一体どこから出てくるのだろうか。
日本の中で、そのソングライティングの能力の高さはずば抜けている。
人々を惹きつけるカリスマ性にもすごいものがある。
歌い手というよりも、世界を構築する表現者として、あっけにとられるばかりである。
彼女の10年をざっと振り返ってみて、彼女がなんなのかが少しわかったような気がした。
彼女の苦しみに、少しだけ手が届いたような気がした。
その瞬間、彼女はまた新たな方向へと飛び立って行った。
いつまで経っても、その表現世界に追いつけない。
これから彼女はどこへ向かっていくのだろう。
時代と完全にリンクした彼女が、次に見せてくれるものは、一体何なのか。
全く以て予想がつかない。