何となく堂々としている雰囲気。
ちょっと怖そう。
これは何かあるなと思って、勇気を出して話しかけてみた。
おじさんと世間話をしているうちに、おじさんのビジネスの話になった。
介護タクシーを始めるという。
病気の老人を、自宅から病院まで送迎するサービスを始めるらしい。
どこにも属さず、自分一人でやるみたいだ。
お金もそんなにあるわけではないから、体の動くうちは、自分の力でやると言う。
二種免許も、介護福祉士の資格も取ったみたい。
60過ぎても、バイタリティあふれるおじさんの、次に向かっていく姿に、エネルギーをもらった。
本当は僕のほうが若いのだから、逆のパターンになるはずである。
しかし、エネルギー溢れている人に年齢は関係ないのだなと改めて気付かされた。
なんだか、素直に嬉しかった。