2011年8月2日火曜日

思考の整理学

外山滋比古著、「思考の整理学」(ちくま文庫)を読みました。


僕が今、芸術に対して直面している問題が解けた気がした。


僕が昔から疑問に思っていたことが、この本にはたくさん出てくる。
そして、それらが解決へとまた一歩近づいた気がした。
少し厚かましいかもしれなけど、僕と同じようなことを考えている人がいてくれてほっとしたような気分がした。


この人のエッセイはすごい。論理的でありながら、読みやすい簡潔な文章。
一つひとつのエッセイは短いのに、その中に含まれている文章の次元が高い。
身近な話題から入って、いつの間にか未来の話になっている。
まさに僕が理想とする形。


種は明かしませんが、僕の気になったのは以下の3点。


・編集することの大切さ
・情報の次元を高めていくこと
・自分で飛ぶ事のできない、グライダー人間が増えていること


「考えること」の楽しさを教えてくれる素晴らしいエッセイ集。


考えることが大好きな人は是非一度読んでみてください。