原則非公開であるグーグルの入社試験を、色々なとこからかき集めてきて、IT技術者、数学系塾講師、グーグル系プログラマー、物理学者、東大生が解くという内容。
問題は、数学、物理学、パソコン、グーグルに関する事柄など多岐にわたる。
僕はそもそも数学が全然分からないので、悔しくて解こうという気持ちにもならなかった。
世の中にはこんな問題に挑んでいる人もいるのだと思うと、何だかあまりに自分の生活とかけ離れていて、スカッとした。
その中で面白いなあと思った問題。
男の子を欲しがっている国がある。
家庭では、女の子が生まれたら、次を産む。
男の子が生まれたらそこで終わり。
そうやっていった場合、その国の男女比はいくつになるかという問題。
女の子が極端に増えそうであるが、答えは1:1だそうである。
感覚にとらわれることなく、はっきりと答えを出す数学の力はすごい。
この本には、他にもおもしろい問題がたくさん出ていた。
日本でも、グーグルのような発想を問う入社試験が増えてくればいいなあと思った。
作るほうも大変だが…。