2010年10月26日火曜日

岡田武史

この間、テレビで岡田武史前日本代表監督の、ワールドカップを振り返る番組を見た。


初めてワールドカップ出場を決めたときも彼が監督だった。
日本代表の節目の時に、なぜか彼が監督をつとめている。


大会前には、脅迫状が家に届いたり、変な奴がうろついていたりしたらしい。
それでも彼は「ベスト4」の目標を曲げることなく、チームを最高の有機体にまとめあげ、自国開催以外での決勝トーナメント出場という快挙を成し遂げた。


彼の言葉で印象的だったのは、
「日本は弱いのだという現状認識をしたことによって、覚悟が決まった」
というもの。
フィジカルで勝てない、個人の局面で勝てないならどうするか。
その言葉でチーム一人ひとりの役割と、意識がはっきりしたのだと思う。


一見ぼーっとしたおじさんのように見えるが、彼の芯の強さにはすさまじいものがある。


大会後の休養期間を経て、また戦いたくなってきたのだそう。
日本の新たな指導者として、彼から学ぶべきところは沢山ある。
彼の今後の動向に注目である。