2011年4月7日木曜日

貨幣経済論

岩村充著、「貨幣経済論」を読みました。


貨幣の成り立ちから、現在の金融システム成立の流れ、そしてこれからの貨幣の未来がわかりやすく書かれています。
とは言っても、後半に進むにつれて、頭がこんがらがってしまいましたが。



貨幣の最初は、パンの実の交換から始まったという所。
そして、助け合いの考えが基本にあって、契約の精神が成立し、利子や投資の考え方が生まれてきたという話は非常にわかりやすかった。
貨幣の成立は、人間が助けあって生きていくための、効率の良いシステムの構築に動機があったということは知りませんでした。
何だかちょっと納得できた。



現代において、貨幣のシステムがうまく機能しているのかは分かりません。
貨幣のコントロールだけで利益を生み出している人たちもいるし、世界規模の貨幣コントロールで救われた危機もあります。
果たしてどのようなシステムが良いのやら。
頭の良い人達に期待しています。



みなさんも是非読んでみてください。
自分の不得意ジャンルの本は刺激になります。