2011年4月21日木曜日

プレシャス

映画「プレシャス」を観ました。


プレシャス』(Precious: Based on the Novel Push by Sapphire)は、2009年アメリカ映画(日本公開は2010年)。サファイアによる小説『プッシュ』を映画化した作品である。監督はこれが長編第2作目となるリー・ダニエルズ。1980年代後半のニューヨークハーレムを舞台に、過酷な環境下で日々を生きる肥満した16歳の黒人の少女・プレシャスがとある教師に出会い人生の希望を見出していく物語である。アメリカの貧困層に焦点を当て、子供への性的・肉体的な虐待、教育の問題などが取り上げられている。
2009年1月のサンダンス映画祭でプレミア上映され、最高賞にあたる審査賞グランプリと、観客賞など3部門で受賞。5月には第62回カンヌ国際映画祭のある視点部門に出品された。9月のトロント国際映画祭でも最高賞にあたる観客賞を受賞。サンダンスでのプレミア上映時のタイトルは『Push』だったが、同時期の2月初頭に全米で劇場公開された『PUSH 光と闇の能力者』(Push) との混同を避けるため、『Precious: Based on the Novel Push by Sapphire』に改題された[2]
主人公のプレシャス役は新人女優ガボリー・シディベ、彼女の人生を導く女性教師をポーラ・パットンが演じる。プレシャスを虐待する母親役をコメディアンのモニークが演じ、サンダンス映画祭で審査員特別賞、第82回アカデミー賞で脚色賞・助演女優賞を受賞。また、ソーシャルワーカー役でマライア・キャリー、看護士役でレニー・クラヴィッツと、有名アーティストが小さな役で出演していることでも話題である。(Wikipediaより引用)


主人公の女子高生、プレシャスの境遇がものすごいことになっている。
父親にレイプされ、父親の子を2度目の妊娠。
それが見つかって、高校を退学。
母親からは家庭内で虐待を受ける。
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フリースクールに転校して、そこでの仲間や先生との出会いによって、希望を見出していこうとするプレシャス。
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この映画には、男がほとんど出て来ない。
女性特有の問題も絡めた、リアリティあふれる作品だ。
プレシャスの、どうしようもない環境や境遇に、正直言葉が出てこなかった。 
言い方は悪いが、日本がどれだけ恵まれているか、自分がどれだけ恵まれているかを再確認させられる物語。



ソーシャルワーカー役のマライア・キャリー、看護師役のレニー・クラヴィッツの演技も見所。

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88点。