2010年12月25日土曜日

パッチ

映画『パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー』(Patch Adams)を観ました。
1998年のアメリカ映画。実在した医師の伝記的な作品です。


自ら病を患い、精神病院に入院していたアダムス。
周りの状況に最初は戸惑う。
しかし、それぞれの患者を見ていると、それぞれの世界がある。
自ら積極的に関わっていく。
そして最後は、病気を治すのは医者ではなく、患者同士の結びつきによるものであることを悟り、自ら医者を目指します。


医学部ではトップの成績を取りながら、3年生まで禁じられている患者との接触をしたり、奇抜な行動を試みて、教授会から嫌われる存在に。
その他様々な試練と困難をくぐり抜けて…。
彼の目指した活動は、現在も彼によって全世界で行われています。


現時点で医者を志している人、そして、今医者をやっている人に是非見てほしい作品。
プロとして医者になるためには、感情を殺して患者に当たらねばならないという医学界の常識を打ち破るパッチ・アダムスの存在。
それは今後の医療活動全般にとっても参考になるだろうし、現在プロとして様々な活動を行っている人に、再び最初の理想を考えさせてくれる作品です。